今年のヒメボタル事情
2013年 07月 29日
ヒメボタルを一番多く見ることができたのは7月7日に県南の生息地で10数匹ほど。他に3カ所を、週末を利用して見て回ったのですが、いずれも数匹程度でした。特に期待していた峠のポイントには6回通いましたが、濃霧や低温のため、最高でも10匹程度でした。
一昨年、昨年と、それこそ星空が地上に降りてきたような光景を目にしてきたので、今年もどこかで同じようなピークに当たると思ったのですが、どうやらどこもだめだったようです。
今日は昨日までの大雨が昼近くにはやみ、ほんとうに久しぶりに夏の太陽が顔を出して、気温も上がりました。これまで光らなかったホタルがこの条件で一斉に光るかもしれないと思い、峠のポイントに行ってみたのですが、予想は全くのハズレ。一匹も光っていませんでした。
まあ、天候などの条件によってピークが半月近くもずれ込むということは無い、ということがわかっただけでもよしとしなければならないなあ、などと考えながら車から出て空を見上げてびっくり。途中、まだ雨がパラついていたので、全く予想もしていなかったのですが一面の星空が広がっていました。
ガスが流れて星が見えなくなったり、小雨がぱらついてきたり、どこかで激しい雷雨になっているのか、絶え間なく続く稲光りで空全体が明るくなるような、およそ天体撮影には向かない夜でしたが、それでもはっきりと見えている天の川にレンズを向けてみました。
今年は、ホタルの写真は一枚も撮れなかったけれど、ヒメボタルポイントで撮ったこの一枚を、来シーズン以降の撮影につなげていきたいと思います。