ペルセウス座流星群の撮影
2013年 08月 15日
私にはめずらしく数日前から撮影場所のロケハン、機材の準備に動き始めたのですが、天候が不安定で雷注意報が出っぱなし。県内の内陸では洪水で家が水に浸かるなどの被害が出る始末で、星見どころではない空模様が続いていました。
それでも、極大の3日前、8月10日の夜には晴れとなり、テストも兼ねた撮影を行うことができました。最初の撮影地は標高800mの高原。市街地から離れているにもかかわらず、車で30分以内で到着できて見晴らしもよく、天体撮影にはかなりの好適地です。ただ、そこは風力発電の巨大な風車が林立し、シューシューと不気味な音が響いており、赤色灯が思いの外明るく、北側から東の方向にかけての撮影はまず無理です。
それでも、南から西側にかけては、天の川がくっきりと浮かび上がるほどの暗い夜空が広がっており、イメージしていた夏の星座を貫くように飛ぶ流星を撮るには、まずまずの場所。極大にはまだ時間はあるものの、時折、明るい流星が飛んでおり、構図優先で南の空にレンズを向けました。
撮影を始めて1時間半ほど経ったとき、火球クラスの流星がわし座を貫き、遠野の市街地(北上山系の中にあって、唯一、無駄に明るすぎるエリア)の方向に落ちていきました。
その後しばらくねばってみましたが、これ以上の流星は出なかったのでテスト撮影は終了。予想外に大きな流星を捉えることができ、極大の日がますます楽しみになってきました。