キツネのあとをついて行ったら・・・
2010年 10月 24日
「今日はだめか」と思い始めた頃、ふと視線を感じて目をやると、子ギツネがじっとこちらを見ており、
なぜかだんだんと近づいてきて、「ついておいで」と言ったような言わないような・・・
トコトコと林道を歩きながら、座り込んでは首を掻いたり、草に首を突っ込んでイナゴを食べたりしている子ギツネのあとを追ううち、ふと頭をよぎった言葉は「キツネは人を化かす」。
「このままついて行っていいのだろうか」などと考えてるうちに距離があくと、「早くおいで」と言わんばかりに振り向いてはまた歩き出す。
カーブの向こうに消えた姿を追って足を速めて歩いて行くと、右手の草むらで遊ぶ子ギツネを発見。カメラを構えたとたんに、これまでと違って、背中やしっぽをピンとさせた緊張感みなぎる姿勢のまま、遙か遠くの一点を凝視。
次の瞬間、全速力で走り出し、あっという間に雲隠れ。「おかしいな」と思って、ふと、空を見上げると、
そこには、ぐんぐん接近してくるイヌワシの姿がありました。( 以上 10月23日撮影)