上高地のニホンザル
2011年 05月 07日
森を歩くと木肌をむき出しにした樹木が目立ちます。ニホンザルたちがエゾヤナギという木の樹皮をむいてかじった跡です。これが、あちこちにありました。少し前まではほとんど目に付かなかったのですが。
冬の間、雪と氷に閉ざされる上高地ではサルたちの食べ物はほとんど無くなります。そのため、ササの葉や冬芽、樹皮など口にできるものは何でも食べるようになります。エゾヤナギの樹皮食いは最近始まったようです。また、川の石をひっくり返し川虫を捕まえて食べるサルの姿も見られるようになりました。
上高地のニホンザルの生態は少しずつ変化してきているようです。