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上高地のニホンザル

標高1500mの上高地で出会ったニホンザル。長く厳しい冬を耐えた彼らは、少しずつ出始めた木や草の芽などをむさぼるように食べていました。体はまだ、ほわほわの冬毛に覆われています。
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森を歩くと木肌をむき出しにした樹木が目立ちます。ニホンザルたちがエゾヤナギという木の樹皮をむいてかじった跡です。これが、あちこちにありました。少し前まではほとんど目に付かなかったのですが。
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 以上 Canon EOS-1D MarkⅢ EF70-200mm F2.8 IS  2011年5月上旬

冬の間、雪と氷に閉ざされる上高地ではサルたちの食べ物はほとんど無くなります。そのため、ササの葉や冬芽、樹皮など口にできるものは何でも食べるようになります。エゾヤナギの樹皮食いは最近始まったようです。また、川の石をひっくり返し川虫を捕まえて食べるサルの姿も見られるようになりました。
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 Canon EOS-1D MarkⅢ  EF17-40mm F4L   田代池から霞沢岳を仰ぐ


上高地のニホンザルの生態は少しずつ変化してきているようです。
by fieldnote | 2011-05-07 18:38 | ニホンザル