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ペルセウス座流星群の撮影 2

極大日前日の8月11日は夕方から仙台まで出かけ、帰ってきたのが夜中近くで、それから本番の撮影地と決めている場所へ移動しました。標高は760mで前回とほぼ同じですが、場所はやや西寄りで風車など撮影を妨げる物はありません。

撮影を始めることができたのは、午前零時を回った頃。時折、流星が流れますが明るい物は少なかったように思います。このときは午前3時頃に切り上げました。
ペルセウス座流星群の撮影 2_a0087133_10295825.jpg
Canon EOS 5D MarkⅢ + SIGMA 15mm  F2.8  拡散フィルター使用  ISO3200  30秒  2013.8.12  1時21分  固定撮影



帰宅後、仮眠をとって体調を整え、その日の夜にはまた同じ場所へやってきました。撮影は2台体態勢で、一台はAPS-Hサイズのカメラに28ミリレンズ(35ミリ判換算で36.4ミリ)を取り付けてポータブル赤道儀に搭載し、もう一台は15ミリの対角線魚眼レンズをフルサイズ機に装着し固定撮影としました。 昨夜の撮影では、夜露によるレンズの曇りに悩まされたので、以前買っておいたヒーターと温度調整用のコントローラーを使用することにしました。電源は車の荷室後部にあるシガーソケットを利用したのですが、コードが短くて少し苦労しました。

撮影を始めた頃から薄雲が広がり、時には全天を覆ってしまうこともありました。流星群の撮影にはあまり適さない空模様でしたが、記録した画像を確認すると思ったより星像がしっかりと写っていました。28ミリのレンズには拡散フィルターを付けていなかったのですが、星が滲んで星座の形がわかりやすくなっています。

赤道儀に載せたカメラは夏の大三角に向けて追尾していたのですが、なかなか思ったように流星が入ってくれません。それでも、何枚かはキャッチできました。
ペルセウス座流星群の撮影 2_a0087133_1125468.jpg
Canon EOS-1D MarkⅢ + Ai Nikkor 28mm F2S  絞りf=2.8  ISO1600  49秒  2013.8.13  0時3分  赤道儀で追尾撮影


流星痕です。ずっと連続撮影していたのですが、たまたま中断したときに長経路の火球が夏の大三角を貫いていきました。残念。せめて痕だけでもと、すぐに撮影を再開し写しとめた一枚です。変化していく様子も捉えることができたのですが、やはり火球本体を撮りたかったですね。私が見た中では今年一番の大火球でしたから。
ペルセウス座流星群の撮影 2_a0087133_11202560.jpg
Canon EOS-1D MarkⅢ + Ai Nikkor 28mm F2S  絞りf=2.8  ISO1600  44秒  2013.8.13  0時28分49秒  赤道儀で追尾撮影   トリミング


カシオペア座と流星。
ペルセウス座流星群の撮影 2_a0087133_11394342.jpg
Canon EOS-1D MarkⅢ + Ai Nikkor 28mm F2S  絞りf=2.8  ISO1600  49秒  2013.8.13  3時26分  赤道儀で追尾撮影


肉眼では明るく見えた流星も、薄雲のせいかシャープさに欠ける感じです。
by fieldnote | 2013-08-18 10:32 | 天体