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アイソン彗星とラブジョイ彗星

この週末は、アイソン彗星を撮影することにしていました。が、一週間の疲れがたまっていて、土曜日の朝は目が覚めずに撃沈。

17日の日曜日は2時半に起きました。家の周りはミルクのような濃霧に包まれていましたが、目的地の標高800mの高原は快晴。ただ、前日から気になっていたモヤは取れておらず、透明度が悪すぎでした。おまけに満月に近い月が西の空高く輝いていて、彗星のような淡い天体の撮影には厳しすぎる条件。ただ一つの救いは、異様に明るい遠野の町の光が濃霧によって蓋をされ、ほとんど影響が無くなっていたことです。

今朝は、アイソン彗星が地平線から姿を現すのが3時半頃でしたが、モヤや東側の山の影響で、撮影可能になるのは4時半過ぎなので、それまでは天頂付近にあるラブジョイ彗星を撮影することにしました。ラブジョイ彗星は、なかなか明るくならずに天文ファンをやきもきさせているアイソン彗星を差し置いて順調に増光し、人気が高まっている彗星です。

そうこうしているうちに、いよいよお目当てのアイソン彗星が昇ってきました。8×42の双眼鏡で、尾は無理でしたが核をしっかりととらえることができました。けれども、書店に並ぶ彗星関係の本の表紙のように、すごい尾を引いて明るく見えている訳ではなく、肉眼で楽しむにはもう少し待たなければなりません。

撮影は相変わらずのお手軽機材を使い、久々の追尾撮影を試みました。
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Canon EOS 5D MarkⅢ + NIKKOR * ED 180mm 1:2.8 スカイメモRで自動追尾   4:41~4:44  20秒  ISO400 × 9枚コンポジット



アイソン彗星もラブジョイ彗星も最初は300ミリのレンズを使っていたのですが、追尾の精度が落ちるため、180ミリに替えました。こちらはラブジョイ彗星です。
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Canon EOS 5D MarkⅢ + NIKKOR * ED 180mm 1:2.8 スカイメモRで自動追尾   5:02~  30秒  ISO800


撮影後にカメラのモニターに現れる画像は、月明かりとモヤのため、最初はどれも背景が白く露出オーバーになっていました。どちらの彗星も露出をぎりぎりまで詰めてあるせいか、尾をしっかりと表現することができなくて残念です。なお、2枚の画像ともトリミングしてあります。


薄明が始まり、六角牛山周辺の空が真っ赤に染まり始める頃、最も太陽に近い軌道を回る水星が姿を現しました。
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Canon EOS 5D MarkⅢ + NIKKOR * ED 180mm 1:2.8   5:11~  


このあと、しばらくの間、アイソン彗星は高度を下げ続け、月明かりの影響も受けるため、観察や撮影の条件が良くなるのは12月初めから中頃となります。それまでに、大増光してくれることを願っています。







by fieldnote | 2013-11-17 23:52 | 天体