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ヒメボタル

ホタルと言えばゲンジボタルあるいはヘイケボタルを思い浮かべる方が多いと思いますが、忘れてはならないのがこのヒメボタルです。「ヒメ」と名がつくだけあって小型のヘイケボタルよりさらに小さく、体長はオス約9mm、メス約7.5mmほど。ゲンジボタルやヘイケボタルと違いオスの方が大きめで卵は土の中に産みます。岩手では比較的標高の高い広葉樹の森などで確認されていますが、メスは飛べないので生息地は限られています。折爪岳はヒメボタルの生息地として有名ですが、それ以外は情報が少なくて、なかなか見ることができません。
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ここは沿岸にほど近い、標高およそ900メートルにある生息地です。低温続きでしたが、ちょっと気温が上がったこの週末に訪ねました。時期的にやや遅かったかもしれませんが、前日に行った折爪岳よりは多くのヒメボタルに会うことができました。
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以上2枚  Canon EOS-1D Mark III   Ai Nikkor 28mm F2S  ISO800  7/22

午後7時半、一番ボタルが光始め、8時頃から数が増えてきました。ピークは8時半から9時。ホタルが放つ淡い光がシンクロして森の中が美しく輝く様子に、時間の経つのも忘れて見とれていました。
by fieldnote | 2007-07-23 23:51 | 昆虫