オオワシ舞う
2009年 01月 18日
1時間余り経った頃、2回ほどフンをしました。これまでの観察から、フンをすると飛び立ちが近いことがわかっています。
数分後、いきなり飛び立って青空をバックに上空を旋回し始めました。
付近はサケを目当てにトビがたくさん集まっているのですが、オオワシが飛び立つとつられたように彼らも付近を舞い始めます。中にはちょっかいをかけるものもいますが、オオワシはほとんど我関せずという感じで旋回を続けていました。
サケを食べるため河口の中州に降りることを期待していたのですが、今回はそのまま山の向こうに姿を消しました。警戒心が強いせいか、中州に降りる姿はめったに見ることができません。
今日この越冬地で出会ったワシはオオワシ成鳥1羽のみ。1月に入って3回目の観察でしたが、いつもいるはずのオジロワシ成鳥のメスは1回目にねぐら入りを見て以来、姿を見ていません。2回目の観察では真っ暗になるまで粘ってねぐらを見張っていたのですが、ついに帰ってきませんでした。今日もどこにも見あたらないので、もしかすると場所を移動したのかもしれません。例年だと、この時期はオオワシやオジロワシの幼鳥たちもやって来ていて賑やかなのですが、今年はワシが少なくてもの足りない感じです。シーズンはあと2ヶ月ほどあるので、これからの渡来に期待したいところです。