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やませの中で

3年前の夏に、まるで天の川が地上に降りたような、ヒメボタルの大発光に遭遇した県南の森。

昨年は天候不順で不発に終わったので、期待を込めて出かけたのですが・・・  今日も現地はやませの影響で、濃い霧と低温にみまわれていました。

19:40分頃から数匹が光り始めましたが、最大でも数十匹で、20:30以降は大半が光るのをやめてしまいました。気温が下がってきたせいではないかと思います。
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Canon EOS 5D MarkⅢ Ai Nikkor 28mm F2.8S    7月5日   60秒露出×4枚


気温が上がれば、一気に数を増しそうです。
by fieldnote | 2014-07-05 23:56 | ヒメボタル

今年のヒメボタル事情

6月下旬から、ホタルモードに切り替えて県内各地を駆け回っていました。しかし、今年は天候が不順で、夏とは思えない低温が続いている上に雨の影響もあり、今日(7月28日)を入れて9回しか観察、撮影に出かけることができませんでした。

ヒメボタルを一番多く見ることができたのは7月7日に県南の生息地で10数匹ほど。他に3カ所を、週末を利用して見て回ったのですが、いずれも数匹程度でした。特に期待していた峠のポイントには6回通いましたが、濃霧や低温のため、最高でも10匹程度でした。

一昨年、昨年と、それこそ星空が地上に降りてきたような光景を目にしてきたので、今年もどこかで同じようなピークに当たると思ったのですが、どうやらどこもだめだったようです。

今日は昨日までの大雨が昼近くにはやみ、ほんとうに久しぶりに夏の太陽が顔を出して、気温も上がりました。これまで光らなかったホタルがこの条件で一斉に光るかもしれないと思い、峠のポイントに行ってみたのですが、予想は全くのハズレ。一匹も光っていませんでした。

まあ、天候などの条件によってピークが半月近くもずれ込むということは無い、ということがわかっただけでもよしとしなければならないなあ、などと考えながら車から出て空を見上げてびっくり。途中、まだ雨がパラついていたので、全く予想もしていなかったのですが一面の星空が広がっていました。

ガスが流れて星が見えなくなったり、小雨がぱらついてきたり、どこかで激しい雷雨になっているのか、絶え間なく続く稲光りで空全体が明るくなるような、およそ天体撮影には向かない夜でしたが、それでもはっきりと見えている天の川にレンズを向けてみました。

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 Canon EOS 5D MarkⅢ + SIGMA 15mm  F2.8 → F4  ISO6400  25秒     2013.7.28撮影


今年は、ホタルの写真は一枚も撮れなかったけれど、ヒメボタルポイントで撮ったこの一枚を、来シーズン以降の撮影につなげていきたいと思います。
by fieldnote | 2013-07-29 00:55 | ヒメボタル

毎年、7月の第2週前後はヒメボタルの生息地を巡ります。今年は新たに見つけた標高750m程の峠に通いました。
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 Canon EOS-1D Mark III  Ai Nikkor 28mm F2S ISO3200   299秒


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 Canon EOS-1D MarkⅢ + SIGMA 15mm  F2.8  ISO3200   120秒

一晩だけ、きれいに晴れて天の川がよく見えたので、フィッシュアイレンズを使って、ヒメボタルと星を一緒に写してみました。

ここでも、ピーク時にはそれはみごとな発光を見ることができました。県内には、まだまだ多くのヒメボタルポイントがありそうです。
by fieldnote | 2012-07-26 23:20 | ヒメボタル

とても久しぶりの更新となりました。この間、訪れていただいた皆様には申し訳なく思っています。

記事としてはいささか時季外れですが、6月から7月の初めにかけて、今年もホタルの観察に出かけてきました。6月下旬はゲンジボタル、7月に入ってからはヒメボタルを追いかけるのです。

7月6日、昨年から楽しみにしてた県南の山にヒメボタルを見に行きました。この場所を見つけた I さんに連絡を取り現地で合流。すでに多くのヒメボタルが明滅を始めており、はやる心を抑えて撮影の準備に取りかかりました。

地面の近くをゆっくり飛び交い、時に波状にあるいはシンクロする独特のフラッシュ光を放つその様子は、写真ではなかなか表現しがたい被写体です。でも、長時間露光で撮影した画像は、まるで天の川が地面に降りてきたような、不思議な感じに写っています。

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Canon EOS-1D Mark III  Ai Nikkor 28mm F2S ISO3200     7月6日 22:04から208秒露出



7月7日の七夕の夜も現地で撮影しました。きのうに増してさらに多くのヒメボタルが光っていました。
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Canon EOS-1D Mark III  Ai Nikkor 28mm F2S ISO3200     7月7日 21:26から238秒露出



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Canon EOS-1D Mark III  Ai Nikkor 28mm F2S ISO3200     7月7日 22:40から298秒露出


できれば動画で撮影したいのですが、光が弱すぎて手持ちの機材では不可能です。NHKの超高感度ハイビジョンビデオカメラなら、きっと美しく再現できると思うのですが・・・
by fieldnote | 2011-08-07 22:46 | ヒメボタル

2週続けて週末に南昌山に入りました。主目的はヒメボタルです。ここがヒメボタルの生息地であることは以前から知っていました。ですが、近場なので「いつでも行ける」と思っていたことと、ここ何年か、シーズンになると地元紙に大きく取り上げられるようになり、「人出」が予想されるため避けていたのです。

最初に行ったのは7月20日。シーズン終盤にかかる頃でしたが気温は18℃、しかも強い風が吹いていたためあまり期待していませんでした。午後7時半を回ると辺りはかなり暗くなり、ヒメボタルが数匹、辺りを飛び始めました。西風が当たる場所はあまり数が多くありませんが、森の中では思ったよりもたくさんのヒメボタルのオスが飛び回り、草に止まるメスとシンクロして美しく光っていました。
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Canon EOS-1D Mark III Ai Nikkor 28mm F2S ISO3200  3分露出×4枚コンポジット 7/20撮影

午後8時近くになるとホタル見物の車が次々とやって来て、ヘッドライトの光が森の中に差し込むようになったので撮影は中断しました。真っ暗な森の中にじっと立って撮影していたのですが、ここまでやって来た人は3人だけ。あとの人たちは車からあまり離れず、中にはクマ対策のつもりか大音量でラジオを鳴らしながら歩き回っている人もいます。

にぎやかな時間はほんの20分ほどで過ぎ去り、また、山中にひとりぼっちの状態に戻りました。ヒメボタルは連続して光っているのではなく、一時光っていたかと思うとしばらくの間、ほとんど光るのをやめ、また一斉に光り始めるといういように、断続的に明滅を繰り返しているようです。暗闇が戻った森の中では、その後もしばらくの間、幻想的な光景が続いていました。

7月25日、この場所でヒメボタルが見られるのはいつ頃までかを確かめるため、再び南昌山に出かけました。雨上がりで気温が高くほぼ無風。前回より条件は良さそうでしたが、午後8時頃に数匹が光ったのみでシーズンは終わった事がわかりました。車も1台もやって来ませんでした。毎年通っている沿岸部のフィールドでは25日頃でも結構な数が見られるのですが、内陸にある南昌山では緯度や気候などの条件の違いからか、少し早くシーズンが終わるようです。

ところで、20日、25日とも、近くでコノハズクの声を聞くことができました。その声は「ブッポウソウ」「オットントーン」などと表現されていますが、私には「ブッ・キョッ・コー」と聞こえます。静かな夜の森に響く寂しそうな鳴き声はいつ聞いてもいいものです。また、25日には矢巾町側でヨタカも鳴いていました。かつてはあちらこちらで聞くことのできたその鳴き声も、今は限られた場所でしか聞こえなくなりました。渡ってくる数が激減していると思われますが、原因はどこにあるのでしょう。
by fieldnote | 2009-07-27 16:31 | ヒメボタル

ヒメボタルの季節

毎年この時期は、沿岸部に近い山中にあるヒメボタルの生息地を訪れることにしています。昨年は月が明るくて観察、撮影にはいまいちの条件でしたが、今年はピークの午後8時~9時頃は月明かりの影響が少なく、絶好の条件です。さらに天候もよくガスの発生も無し。期待して現地に向かいました。

が、生息地の近くまで来てみると、辺りがやけに明るいのです。よく見ると開けた場所に真っ白いテントのようなものが建っていて、強い明かりが当たっており、回りの森が昼のような光に照らし出されているではありませんか。最初はキャンプをしていると思ったのですが、双眼鏡で覗いてみて、誘蛾灯だということがわかりました。ポータブルエンジンの音が響き渡り、近くには二人の人がたばこをくゆらせながら座っています。何かの調査のようでした。

ヒメボタルの生息するエリアにもその強烈な光は届いていて、長時間の露光はできそうもありませんでした。かろうじて光の当たっていないものかげにレンズを向け撮影したのがこれ。
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Canon EOS-1D Mark III Ai Nikkor 28mm F2S ISO1600  3分露光×9枚コンポジット 7/11撮影

時期的、時間的にピークだったようで、ここ何年かのうちではもっともホタルの明滅が美しく見えました。森の樹木と林床をバックに広範囲を撮影したかったのですが、余計な明かりが当たっているため、近くを見下ろすような構図にするしか方法が無かったのが残念でした。昨年の記事にも書いたのですが、生息地の草刈りは今年も行われていました。写真をよく見ると、手前半分の草は刈られて倒れていることがおわかりになると思います。
by fieldnote | 2009-07-13 00:13 | ヒメボタル