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シラネアオイの群落

2日続けて紫波町にある東根山に登ってきました。東根山は宮沢賢治が「経埋ムベキ山」とした中のひとつで、文語詩「岩頸列」にもその名が出てきます。東側から眺めるその山容から、地元の人たちは「こたつ山」と呼んでいます。

麓の杉林をぬけるとブナ、ミズナラなどの広葉樹の森となり、そこは新緑とエゾハルゼミの鳴き声に包まれていました。
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山頂広場から三角点のある本当の頂上へ向かう道の脇は、シラネアオイやニリンソウの小群落があり、今がちょうど見頃です。
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以上3枚   Canon EOS kiss DN  EF-S18-55/3.5-5.6II

コルリやコマドリの声を聞きながら、ゆっくり歩いても2時間半程度で頂上に着きます。山頂広場からの360度のパノラマも見事でした。
by fieldnote | 2007-05-30 06:59 | 植物

新緑の森で

五葉山域のある場所でシカのグループに出会いました。母ジカとその子どもが数頭。子ジカは警戒心があまり無く、興味津々という感じでこちらを見ています。母ジカはお腹が大きかったので、もうすぐ赤ちゃんが生まれるのでしょうか。今年は出産したばかりの子ジカに会いたいと思っています。
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傍らには黒っぽい袋角が伸びてきた立派なオスが2頭。この角には血管が通っていて汗もかくそうです。袋角は5ヶ月ほどで元の角と同じくらいの長さに伸びます。9月には血が止まって表面の皮がはげ落ち、堅い角が出てくるのです。
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以上2枚   Canon EOS-1D MarkⅡN   EF500mm F4L IS + Extender ×1.4Ⅱ

新緑の森の中でシカたちはまだ冬毛のままでしたが、これもやがて白い斑点のある栗色の夏毛に生え替わっていきます。
by fieldnote | 2007-05-27 21:29 | ホンシュウジカ

ケリはケリッと鳴く

この時期はどうしても田んぼに目が行きます。今日は紫波の片寄でケリを見つけました。
しきりとエサをさがしていますが、ときどき頭をもたげて「キリリッ ケリリッ」と鋭く鳴きます。

最初は声だけがして姿が見えませんでした。背の色が背景に溶け込んで見つけられなかったのです。しばらく観察していたら、なんの前ぶれもなく交尾しました。
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Canon EOS-1D MarkⅡN   EF500mm F4L IS + Extender ×1.4Ⅱ



花巻の湯本付近にもケリがいました。こちらは飛んでいたので、遠くからでも白い羽が目立ってすぐにわかりました。
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以上2枚   Canon EOS-1D MarkⅡN   EF500mm F4L IS

田で働いている人の上空を2羽で旋回しながらけたたましい声をあげています。あぜ道に降りたカラスにも威嚇を繰り返していました。
by fieldnote | 2007-05-20 21:12 | ケリ

ササゴイの採餌

雨が降ったりやんだりの一日でした。田植えの時期を迎え、どの水田も苗がきれいに並んでいます。

石鳥谷の田んぼでササゴイを見つけました。食事の真っ最中だったようで、ドジョウを何匹もとらえては飲み込んでいました。
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以上3枚   Canon EOS-1D MarkⅡN   EF500mm F4L IS + Extender ×1.4Ⅱ

よっぽどお腹がすいていたものと見えます。
by fieldnote | 2007-05-19 22:06 | ササゴイ

ツキノワグマの親子が暮らしていた場所には、昨年より1週間ほど遅れておいしそうな草が生えてきていました。しかし、クマの親子の姿はほとんど見られなくなりました。

地元の人の話では、やや上流部の山で見かけるようになったそうです。その方面に山菜採りに入って親子連れのクマを見た人もいました。きっと子グマが成長して広い範囲を歩けるようになったため、より安全で快適な場所を求めて奥山に移動して行ったのでしょう。
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Canon EOS20D EF500mm F4L IS + Extender ×1.4Ⅱ

ところでこのシカは最近、親子グマの暮らす斜面に時々姿を現すようになりました。クマに接近することもありましたが、お互い無関心という感じでした。

よく見ると頭の上が2ヶ所ポッコリふくらんでいますね。春先に長いツノが自然に落ちて新しいツノが伸びてきたものです。夏までには長く伸び秋には皮が剥がれ堅い部分が出てきます。オスジカはこうして毎年ツノが生え替わるのです。
by fieldnote | 2007-05-13 21:13 | ホンシュウジカ

チゴハヤブサ渡来

昨年の10月初めに渡去したチゴハヤブサ。きのうの朝、新花巻駅前のお気に入りの場所にとまっているのを発見。今朝も同じ所にいました。
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こちらは紫波町のお寺に毎年やって来るペア。他のペアをなわばりから追い出したあと、目の前の杉の木で交尾しました。
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以上3枚  Canon EOS-1D MarkⅡN   EF500mm F4L IS + Extender ×1.4Ⅱ

いずれも今日の撮影。ヒナの誕生まであと2ヶ月とちょっとです。
by fieldnote | 2007-05-09 23:55 | チゴハヤブサ

ツキノワグマの親子

去年の5月4日、川井村の山間部でツキノワグマの親子に出会いました。この場所が安全でエサとなる植物も豊富にあることから、一ヶ月以上ここで過ごしました。

子グマはその年生まれのおちびさんで、母グマの背中に乗ったり斜面を転げたりと、やんちゃぶりを発揮していました。この母グマは愛情と厳しさのバランスが絶妙で、我々人間が見習うべき所が大いにあると感じます。
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SONY HC-1(HDV)+ KOWA TSN-664+TSN-VA2     撮影 2006. 5. 4



今年の連休は、この親子グマとの再会を第一の目的に過ごしました。昨年に比べて姿を見せる回数がぐんと減りましたが、4月28日と5月4日にその様子を観察、撮影することができました。
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SONY HC-1(HDV)+ KOWA TSN-664+TSN-VA2    撮影 2007. 4. 28


一年で子グマは大きく成長し、母グマの2/3ぐらいになっていました。去年は母グマのおっぱいを飲んでいたのですが、ちょうど一年後のこの日は、木に登って若葉を器用に食べていました。わかりにくいのですが、子グマの左下の藪に母グマがいます。いつも子グマのそばにいて目を離しません。
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SONY HC-1(HDV)+ KOWA TSN-664+TSN-VA2    撮影 2007. 5. 4

今回の観察で、この親子グマは一年経っても気に入ったエサ場に何度もやって来ること、昨年より母グマが慎重になり、明るいうちは藪などの陰に隠れるようにして行動すること、その割にはこちらの見ている前で平気で昼寝を始める大胆なところもあること等、たくさんのことを確認することができました。

親子グマの生態はビデオとデジタルカメラで長時間に渡って記録してあります。親子が一緒にいる時間はあまり残っていませんが、今後もできる限り撮影を続けてゆくつもりです。

この親子がワナなどに捕まることなく、長生きしてほしいと願っています。
by fieldnote | 2007-05-07 21:57 | ツキノワグマ