人気ブログランキング |

ヒメボタル 2

ヒメボタルが気になったので、週の半ばにまた様子を見に行ってきました。天候は曇り、気温19度、無風。前回と同様、午後8時過ぎから姿が増え始め、8時24分に最初の発光のピークがやって来ました。

ふわふわと飛んできたオスがパッパッパッパッと淡い光で輝き始めると、そばにいたオスが連動して同じリズムで光り始め、その数が次第に増えていきます。草にとまっていたメスも光り始めます。林床が一斉に瞬く様子は、森の中に浮かんだ星を見ているような不思議な感覚です。
a0087133_22353846.jpg

a0087133_2236564.jpg
以上2枚  Canon EOS-1D Mark III   Ai Nikkor 28mm F2S  ISO1000  7/25

ピークとピークの間も少数が断続的に発光しますが、他はどこかに行ってしまったかのように見えなくなります。およそ10分の間隔で発光のピークが訪れていました。

暑い日が続くようになったからでしょうか、前回よりホタルの数は増えている感じです。
by fieldnote | 2007-07-28 11:14 | 昆虫

ヒメボタル

ホタルと言えばゲンジボタルあるいはヘイケボタルを思い浮かべる方が多いと思いますが、忘れてはならないのがこのヒメボタルです。「ヒメ」と名がつくだけあって小型のヘイケボタルよりさらに小さく、体長はオス約9mm、メス約7.5mmほど。ゲンジボタルやヘイケボタルと違いオスの方が大きめで卵は土の中に産みます。岩手では比較的標高の高い広葉樹の森などで確認されていますが、メスは飛べないので生息地は限られています。折爪岳はヒメボタルの生息地として有名ですが、それ以外は情報が少なくて、なかなか見ることができません。
a0087133_2333568.jpg

ここは沿岸にほど近い、標高およそ900メートルにある生息地です。低温続きでしたが、ちょっと気温が上がったこの週末に訪ねました。時期的にやや遅かったかもしれませんが、前日に行った折爪岳よりは多くのヒメボタルに会うことができました。
a0087133_23394989.jpg
以上2枚  Canon EOS-1D Mark III   Ai Nikkor 28mm F2S  ISO800  7/22

午後7時半、一番ボタルが光始め、8時頃から数が増えてきました。ピークは8時半から9時。ホタルが放つ淡い光がシンクロして森の中が美しく輝く様子に、時間の経つのも忘れて見とれていました。
by fieldnote | 2007-07-23 23:51 | 昆虫

ゲンジボタル

岩手県では、6月中旬から7月中旬がゲンジボタルの観察シーズンです。広い県土のため、そのピークは1ヶ月ほどのズレがあります。「ホタル前線」は普通、南から北へ上がって行くものと思われているのですが、私が観察してきたデータからは必ずしもその通りになるとは言えません。

この時期、北上高地を境に内陸部と沿岸部では気温が極端に違います。今年も、6月に内陸部で気温が30度近い高温が続いていた時、沿岸部では最高気温が20度前後で推移していました。その傾向は現在も続いており、沿岸部のある中核都市では7月13日の午後8時~9時頃の気温が13度台でした。ゲンジボタルの活動は気温に左右されるので、この低温続きでは活発な活動は期待できません。

この2枚の写真は、ちょうど1年前に沿岸部の観察フィールドで撮影したものです。ここは自然の渓流の上を飛び交うゲンジボタルを、人工の光の影響を全く受けずに見ることができる県内でも数少ない場所のひとつです。残念なことに今年は気温が低く、この場所ではまだ数匹のホタルしか見ていません。昨年の大増水で中州や川岸が大きなダメージを受けたことも、影響しているものと思われます。
a0087133_16314654.jpg


a0087133_1632730.jpg
以上2枚  Canon EOS20D  Ai Nikkor 28mm F2S  ISO800  2006.7.14撮影


写真は、カメラを三脚に固定し光が残っているうちに背景を撮影したあと、暗くなってから30秒の露光を繰り返して撮影したカットをフォトショップでコンポジットしたものです。コンポジットは天体写真を撮影する際にも用いてきた手法で、かなり以前から行っていました。デジタル特有の長時間露光に伴うノイズが目立たなくなるので、ホタルの撮影にも有効です。

2枚目は木々の間に見える空に星が写っています。ホタルと星の光を同時に写し止めることができるような、暗くて自然の豊かな場所をいつまでも残していきたいものです。
by fieldnote | 2007-07-15 17:25 | 昆虫

花の早池峰 その2

樹林帯を出たところに「一合目」の道標があります。ここは滑りやすい大きな岩の上を通過する歩きにくいところ。広くなっているので小休止に向いています。
a0087133_6452520.jpg


灌木の下を注意深く探すとミヤマハンショウヅルが見られます。まだちょっと早いようです。
a0087133_643585.jpg


さらに上を目指します。この時期はミヤマオダマキが多く、その美しさについカメラを向けたくなります。
a0087133_648174.jpg


これはキバナノコマノツメ。早池峰にはありませんがタカネスミレに似ています。
a0087133_650217.jpg
以上4点 Canon EOS20D  EF17-40mm F4L


そしてハヤチネウスユキソウ。形も大きさもいろいろです。
a0087133_653075.jpg
a0087133_6532246.jpg
a0087133_6533924.jpg
a0087133_6535354.jpg
以上4点   Canon EOS-1D Mark III   EF100-400mm  F4.5-5.6L IS

ハヤチネウスユキソウを見るなら、今頃がちょうどいいと思います。天候が安定しませんが、
晴れ間をみて登るとよいでしょう。
by fieldnote | 2007-07-11 07:03 | 早池峰

花の早池峰

7月7日、花の様子を見に早池峰に行ってきました。下界は快晴で気温がぐんぐん上がってきましたが、暖かい空気と冷たい空気がぶつかり合う早池峰付近は暗く曇り、中腹より上はガスがかかっていました。まずは小田越えから樹林帯の中を進んで行きます。
a0087133_2129960.jpg


最初に迎えてくれた植物は・・・
by fieldnote | 2007-07-08 22:09 | 早池峰

チゴハヤブサと電信柱

5月8日に新花巻駅前の電線にとまるチゴハヤブサを確認して以来、毎朝のように同じ電線
にとまるチゴハヤブサを見ることができました。
a0087133_2294248.jpg
Canon EOS-1D MarkⅡN   EF500mm F4L IS + Extender ×1.4Ⅱ


それから2ヶ月。少し前から付近の杉林で抱卵に入ったようです。写真は営巣場所付近を
巡回するオス。
a0087133_21421764.jpg
Canon EOS-1D MarkⅢ   EF500mm F4L IS + Extender ×1.4Ⅱ

昨年はヒナが巣立ったあと、駅前に林立する電信柱を利用して子育てしていました。このチゴ
ハヤブサにとって電信柱は、無くてはならない物のようです。
by fieldnote | 2007-07-04 22:19 | チゴハヤブサ

西和賀町で観察中のオオジシギは、昨年とは少し違うところに根拠地を構えたようです。この日は太陽が沈みかけた頃から電柱の上にとまって鳴き始めました。
a0087133_21354020.jpg

a0087133_2136465.jpg


しばらくするとかなり離れた場所で、別の個体のディスプレイフライトが始まりました。にぎやかに鳴きながら飛んでいたと思うと、尾羽を広げて急降下。その際「ざざざざざ・・・」とも「ぼぼぼぼぼ・・・」とも聞こえる独特な音を発します。
a0087133_2141248.jpg

a0087133_21414991.jpg
以上4枚   Canon EOS-1D MarkⅢ   EF500mm F4L IS + Extender ×1.4Ⅱ

薄暗い中、手持ちで撮影したためピントが甘くなりました。

以前は県内各地(小岩井農場、矢巾町流通センター付近、区界高原など)で見られたオオジシギですが、現在はごく限られた場所でしか見られなくなったようです。
by fieldnote | 2007-07-01 21:57 | オオジシギ