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ホタルの生息地事情

一昨年、昨年と多くのゲンジボタルを見ることができた沿岸部の沢。今年も楽しみにしていたのですが、現地に行ってみるととんでもない事になっていました。河川工事のためポイントがすっかり砂利で埋められて流れは消滅し、ブルドーザーで踏み固めてあったのです。写真は右が上流で、流れの真ん中に砂利がうず高く積まれていました。
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 Canon EOS20D  EF17-40mm F4L   

私が知る中では最もホタルの数が多く、人工の明かりはたまに通る車のライトのみ、という条件の良い場所だっただけに非常に残念です。結局、今シーズンその沢では上流部で1匹を確認できただけでした。


一方、ヒメボタルの生息地である標高900mほどの森では、昨年より多くの光の明滅を堪能することができました。
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 Canon EOS-1D MarkⅢ EF17-40mm F4L

まぬけなことに、ホタル撮影に使っているニコンのマニュアルフォーカスレンズ Ai Nikkor 28mm F2S をキヤノンのボディーに取り付けるマウントアダプターを忘れたため、やむを得ずキヤノンの広角ズームを使用しました。このレンズ、シャープで写りは良いのですが、F4という暗さや色の再現性からホタル撮影に向いているとは言えません。


実はこの場所も、ホタルにとっては良くない状態になっています。ここは付近に山小屋があり(生息地だったところを切り開いて小屋を建てた、というのが正しいようです)、ヒメボタルの時期になると周辺一帯の草がきれいに刈られてしまいます。昨年、管理する自治体に電話をして、ホタルの繁殖にあまり影響の出ないよう草刈りの範囲や時期の変更をお願いしたのですが、今年もピークの時期に草刈りが行われました。しかも、昨年は刈っていなかった森の中まで林床がきれいに刈り取られていて唖然としてしまいました。

ツキノワグマの生息地に続き、なんともやりきれないことが続きます。
by fieldnote | 2008-07-21 22:00 | ゲンジボタル

森の奥へ

1時間ほどたつと雷の音は遠ざかり雨もほとんど上がりました。ブラインドのスリットから吹き込んだ雨で私もだいぶ濡れましたが、思ったより「被害」が少なかったのは傘のように広がった木々の葉のおかげだということに気づきました。多くの野生の生き物が森に依存して生きている理由の1つがわかったような気がします。

フクロウの子は濡れたタオル状態でぼぉっとしています。羽をブルブルさせてしずくを払い落とすとか、羽づくろいするとか「動き」をねらってテープを回しているのですが、さっぱり動きません。雨に濡れたり雷の音を聞いたりするのは生まれて初めてなので、どうしていいのかわからないのかもしれません。
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しばらくすると、足を使って首の辺りを掻いたりし始めましたが、羽を乾かそうとするような動きは見せませんでした。羽毛がしっかりと雨を防いで冷たさを感じていないのでしょうか。
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やがて、大きなあくびをするとまた寝てしまいました。
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Canon XL-H1  XL5.4-108mm L ISll

夕方、薄暗くなってきた頃に動きがありました。急に目が覚めたように、フクロウの子はくるりと向きを変え、ピジュー、ピジューと鳴き始めました。やがて不器用に羽をバタバタさせながら、意外に速いスピードで枝を伝って向こう側へ移動し始め見えなくなりました。

ヒナが無事に育つことを願いつつ、撮影はこの日で終了。以後、何度か姿を見かけましたが、フクロウの親子は少し離れた森に移動していったようです。
by fieldnote | 2008-07-19 13:02 | フクロウ

にわか雨

午後2時前、ちょっと離れたところからメス親の鳴き声が一声聞こえました。こちらに聞こえたのだから、ヒナも反応を示すと思って期待して見ていたのですが無反応。相変わらず居眠りしたり薄目を開けたりのくり返しです。

2時を過ぎたころ、辺りが急に暗くなってきました。それまでは青空でさわやかな風の吹くいいお天気だったのですが、ゴロゴロという雷鳴が聞こえたかと思うと、大粒の雨がブラインドの天井をたたき始めました。まさか降ってくるとは思わなかったので、雨具もカメラ用の雨対策も無し。とにかく、ブラインドのすき間から容赦なく吹き込んでくる雨から撮影機材を守らねばと、ザックの隅に入っていた上下で750円くらいのカモフラヤッケを引っ張り出して、ビデオカメラと望遠レンズにかぶせました。暗すぎてシャッター速度をあげることができなくなったので、デジタル一眼はあきらめてビデオのみで撮影を続けることにしました。

雷はだんだん近づいて来てすぐ頭の上で鳴り始め、雨も一段と強くなってきました。こんなとき、ヒナはどんな反応を示すか興味津々で見ていたのですが、
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Canon XL-H1  XL5.4-108mm L ISll

何もせず、ただ雨に打たれているだけでした・・・
by fieldnote | 2008-07-14 20:46 | フクロウ

長~い足

目覚めたフクロウのヒナは、「伸び」をすることがあります。
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  Canon EOS-1D MarkⅢ   EF500mm F4L IS
「ん~っ」という感じで伸ばした羽と足。その足は意外なほど長いんです。大きくなったらこの足を使って狩りをするんですね。


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  Canon EOS40D  EF500mm F4L IS

しばらく「ぼぉ~」っとしていたけれど、大あくびをしたと思ったらまた寝てしまいました。が、このあと、大変なことが・・・
by fieldnote | 2008-07-06 21:05 | フクロウ

たれフクロウ

大きなあたまが重いのか、
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Canon EOS40D  EF500mm F4L IS

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Canon EOS-1D MarkⅢ   EF500mm F4L IS

時々、こんな格好で寝ていました。
by fieldnote | 2008-07-04 00:44 | フクロウ

昼間は居眠り

7月に入りました。こちらでもゲンジボタルが出てきているようです。私はまだ見ていませんが、今夜は会議があるので、帰りにポイントをチェックしてこようと思います。

フクロウのヒナのほうですが、今日の画像は昼間の過ごし方でもっとも時間をかけているもの。そう、居眠りです。
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近くにほかの鳥が来たり風が吹いて木の葉が音を立てると、うす目を開けることもありますが・・
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たいていの場合、姿勢をちょっと変えて、また眠りに落ちていきます。
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以上Canon EOS40D  EF500mm F4L IS

ところで、一連のフクロウの記事、以前から読んでいただいている方はおわかりかと思いますが、「リアルタイム」ではなくて5月に観察、撮影したものです。生息地や巣立ちビナの保護のために時期をずらして掲載しています。
by fieldnote | 2008-07-01 07:05 | フクロウ