人気ブログランキング |

<   2008年 08月 ( 5 )   > この月の画像一覧

夏シカ

夏季のホンシュウジカの生態を知りたくて、この夏は五葉山周辺に通っています。8月半ば頃まではオス、メス一緒の大きな集団で移動していたシカ達が、最近ばらけてきたようです。
a0087133_703586.jpg

a0087133_711094.jpg
 Canon EOS-1D MarkⅢ   EF500mm F4L IS


オスはオス同士のグループでいる姿が見られるようになりました。メスは子連が目立ちます。
a0087133_732959.jpg

a0087133_735364.jpg
 Canon EOS40D  EF70-200mm  F2.8L IS

私の観察フィールドでは今年生まれの子ジカは順調に育っているようです。オスジカはすでに冬毛が生え始めた個体も見られます。これから繁殖期を迎えるシカ達の行動を、注意深く見つめていきたいと思います。
by fieldnote | 2008-08-26 07:15 | ホンシュウジカ

マイマイガ

このところ夏の終わりを思わせるような日が続いていて、暑いのが苦手な私は助かっています。このまま涼しくなってくれるとうれしいのですが・・・

ところでこの夏、岩手県内ではガの大発生が話題となりました。県北や沿岸部を中心に「マイマイガ」というガが大量に羽化して、夜は街灯や看板に集まり大変なことになっていたようです。内陸の盛岡でも同じような状態が続いたそうです。

8月の中旬、撮影のために立ち寄った沿岸部のある町で、このマイマイガに遭遇しました。ある川の河川敷をあるいていると、オニグルミやサクラの幹にポツポツと白いものが・・・
a0087133_6525259.jpg


なんだろうと近づいてみると
a0087133_6534213.jpg

a0087133_6542161.jpg


河川敷にある大木の幹はほとんどこの状態でした。話題のマイマイガだろうということはすぐにわかりました。昼はこうして休んでいるんですね。

町の人たちはガの襲来に困りいろいろ自衛策を立てたそうですが、効果的だったのは明かりを消す作戦だったようです。夜に通過した町では、いつもと全く違う雰囲気。とにかく暗いのです。町を明るくしている代表選手のようなコンビニもこのとおり。閉店中かと思いました。
a0087133_741018.jpg
以上、Canon EOS20D  EF17-40mm F4L

町中暗くて最初は異様な感じもしたのですが、人々の活動は普通ですので慣れるとなんともありません。節電を叫んでも一向に変わらない(変えようとしない?)明るい日本の夜も、小さなガのおかげでかなりのエネルギーの節約になったのではないでしょうか。

宮沢賢治は「毒蛾」という作品を残しています。1922年に盛岡市を中心に大発生したガをヒントに書いたものですが、今回のマイマイガ騒動を彷彿とさせるおもしろい作品でした。
by fieldnote | 2008-08-20 07:13 | 昆虫

水辺の小動物

暑い日が続きます。きのうは33℃近くまで気温が上がりました。プールも水温が29℃もあり、いつもいるカエルが水の中でだらしなく浮かんでいました。
a0087133_756624.jpg


薬品のケースを結んであるひもに何か引っかかっています。ゴミかなと思って近づくとずぶ濡れのアブラコウモリでした。
a0087133_803875.jpg
Canon  EOS Kiss DN  EF-S18-55/3.5-5.6II

おそらく、夜に蛾などを追って水没し、もがいているうちにヒモをつかんで懸命に上がったのでしょう。ずぶ濡れで固まっていましたが、手に乗せて乾かしてやると元気を回復しました。
by fieldnote | 2008-08-08 08:13 | アブラコウモリ

宮沢賢治と鳥っこ展

先日、盛岡の中ノ橋近くにある「もりおか啄木・賢治青春館」に行ってきました。7月29日から9月24日まで、第35回企画展「宮沢賢治と鳥っこ展」<目で見る賢治鳥類学>が開かれています。

明治時代に建てられた「旧第九十銀行」を「青春館」として利用しています。
a0087133_2044871.jpg

展示会場への階段。古い西洋風建築の重厚さが感じられます。
a0087133_2048153.jpg

会場の様子。壁面にパネル、中央部には岩手県立博物館所蔵の剥製が展示されています。
a0087133_20482567.jpg

会場の一角では2種類のビデオが流れています。
a0087133_20485597.jpg
以上 Canon EOS-1D MarkⅢ EF17-40mm F4L

宮沢賢治研究家のnenemu8921さんが賢治作品に登場する鳥たちについて作品の引用、解説を執筆し、各地の野鳥写真家が多くの写真を寄せています。この鳥っこ展を見ると、「ヨダカの星」や「やまなし」といった賢治作品の中でも有名なものの他にも、様々な作品に鳥たちが登場していることがよくわかり、賢治文学をより深く理解するための多くのヒントを得ることができると思います。

この企画展に展示されているパネルの作成は、盛岡市在住のYさんのご尽力がありました。Yさんとはこの企画を通して知り合ったのですが、私の仕事の大先輩です。会場に流れるビデオの1つはYさんが制作されたものです。

私も少しですが写真、ビデオ(フクロウの森)で協力をさせていただきました。
by fieldnote | 2008-08-06 21:39 | 宮沢賢治

ビデオ編集

しばらくぶりの更新です。実は、7月下旬から開催されているある展示会のため、ビデオ作品の制作を行っていました。それに時間とエネルギーを注ぎ込んでいたため更新できなかった、と言い訳を述べておきます。展示会の内容は宮沢賢治と鳥に関するものです。ビデオでは展示されているすべての鳥を網羅することはできないのでフクロウに絞って作成しました。
a0087133_23582185.jpg

今年、岩手県内で撮影したフクロウを素材に12分程度にまとめたのですが、撮影、構成から編集まで、すべて一人でやるのは本当に大変な作業でした。撮影は楽しいのですが、構成を考えたり編集する作業は思ったように進まず、最後は徹夜の連続でした。

先日、完成した作品をDVDにして会場に持参し、やっとのことで編集ソフトとのにらめっこから開放されほっとしています。ただし、内容的にはまだ満足できていないので、ちょこちょこと修正を加えたりしていますが・・・
a0087133_084095.jpg
以上     Canon EOS-1D MarkⅢ EF17-40mm F4L

編集作業では、今回初めてカノープスの「EDIUS Neo」という編集ソフトを使用しました。会場のモニターが4:3のブラウン管テレビだったので、ハイビジョン(HDV)で撮影したものをSD画質にダウンコンバートして作業を進めたのですが、数年前の非力なノートパソコン(Pen M 1.73GHz)でも快調に動いてくれました。

これまで撮影したまま放っておいた野生動物のテープが数十本もたまっています。某企画展も来年に控えているし、少しずつ整理して編集の準備をしていかなくてはなりません。今回のような大変な思いを繰りかえさないように・・・
by fieldnote | 2008-08-03 00:49 | 道具、機材