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痕跡

10月は主にホンシュウジカの生態観察とツキノワグマの痕跡調べに終始しました。ツキノワグマについてはあちこちに痕跡があり、周辺に居ることはほぼ確実なのですが、昨年と同様に10月中の出会いはありませんでした。

いろいろ撮影した痕跡の中から主なものを紹介します。クマの食事がミズナラからコナラに移ってきた頃、見つけた採餌跡。コナラの大木の枝が何本も落とされていました。
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以上     Canon EOS20D  EF17-40mm F4L            10月11日撮影


こちらは、上のコナラから少し離れた場所に、新たにできていたクマ棚。これもコナラで、比較的新しいものでした。爪跡が明瞭に残っているので、クマがどこから登りどうやって降りてきたか容易にわかります。子グマも登っていたようです。ここは、私がホンシュウジカの映像を撮影するために、時々三脚をセットする場所です。
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以上    Canon EOS-1D MarkⅢ   EF70-200mm F2.8 IS   10月19日撮影

ここ2~3日で急に冷え込んできました。山の住人たちも冬支度に忙しいことと思います。
by fieldnote | 2008-10-31 07:13 | ツキノワグマ

ヌタ場

発情期のオスジカは泥浴びをします。ヌタ場と呼ばれる水の溜まった小さなくぼ地にツノをこすりつけたり、寝そべって首や腹に泥をつけるのです。泥をつけたオスジカの体は一層黒々とたくましく見えます。この様子の一部始終を見ることができました。

一頭のオスジカがやって来て水を飲み始めました。
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興奮した様子で足を泥に突っ込みかき回しています。
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今度はツノを泥にこすりつけました。
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体を横たえて泥を浴びる仕草。この時はまだ、あまり泥が付いていません。
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以上     Canon EOS40D  EF500mm F4L IS + Extender ×1.4Ⅱ

長年、ホンシュウジカの生態を観察してきましたが、ぬた場で泥を浴びるシカを観察したのは初めてのことです。
by fieldnote | 2008-10-20 07:18 | ホンシュウジカ

クマはクマでも・・・

ツキノワグマとの出会いは偶然が5割、あとの5割はさまざまなデータから場所を絞り込んでひたすら待つ方法をとります。

先日、コナラに付き始めたクマの姿を谷を隔てた対岸からじっと待っていた時のことです。ちょっと離れた笹やぶの中でしきりにカサコソと音がし始めました。ネズミやヤマドリにしては音が大きいし歩き回る範囲が広いので、やや大型の動物のようです。シカであれば足が長いので姿は見えるはず。

最近、時々見かけるキツネ? それとも、落ちたクリの実を食べに来た子グマ! などと想像しながらそっと近づくと、

あっ・・・
by fieldnote | 2008-10-09 06:57 | アナグマ

冬羽のノビタキ

五葉山南麓(標高600mほど)で、最近ノビタキを見かけるようになりました。
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以上  Canon EOS-1D MarkⅢ   EF500mm F4L IS

数羽の群れで灌木や草原にとまり、虫をとって食べています。夏に見かけることは無いので、渡りの途中で立ち寄ってエネルギー補給をしているのだと思います。
by fieldnote | 2008-10-08 06:58 | ノビタキ

南下するガンの群れ

10月3日の午後2時頃のこと。
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Canon EOS20D  EF17-40mm F4L


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Canon EOS40D  EF70-200mm  F2.8L IS

紫波町の東根山登山口付近で、北から南に向けて飛んでいくガンの群れを見つけました。午後3時頃にも、やや東よりのルートを同じくらいの数の群れが南下していきました。これをみると、冬が間近に迫ったことを感じます。
by fieldnote | 2008-10-05 23:21 | マガン

クマ棚コレクション

9月21日から27日にかけて私がフィールドにしている五葉山南麓で撮影したクマ棚です。
最初は、親子グマが登っていたミズナラ。下の方の太い枝を折ったのは母グマです。
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上と同じ木ですが、こちらは子グマが登っていた部分。子グマは枝を引き寄せて折るというより、自分の口を実に近づけて食べていたため、枝の損傷は少ないようです。
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別の日に別の場所で見つけたクマ棚。これもミズナラです。大きな枝が2ヶ所、ボッキリと折れています。葉の枯れ具合から見て、クマが登ってから10日以上経っているようです。
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こちらは尾根近くの高いところにあったもの。ミズナラの大木のあちこちにクマが折った枝が枯れた葉を付けたままぶら下がっています。
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これは9月27日に見つけた最新のもの。一ヶ所だけ折れていました。おそらく食事中に何者かが接近し、クマが警戒して逃げたものと思われます。
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以上  Canon EOS-1D MarkⅢ  EF100-400mm F4.5-5.6L IS
                       EF500mm F4L IS

ツキノワグマが登っていた木はほとんどがミズナラです。この時期のミズナラのドングリは、私も食べてみましたが、ジューシーでおいしいのです。クマが好んで食べるのもよくわかります。この他、クリの木に登っている痕跡も見つけましたが、多くはありませんでした。
                   
by fieldnote | 2008-10-03 07:08 | ツキノワグマ