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一関に転居して10ヶ月ほど経ちましたが、県南地方のフィールドには相変わらず馴染み薄の状態です。そんな中、地元の方からハイイロチュウヒのオスの情報をいただきました。困ったのは地名や目標物を言われても、さっぱり場所の見当がつかない事です。

それも何とかクリアして、どうにかそれらしい所にたどり着きました。しかし、目撃からすでに一週間が経過しており、おまけに時折雪の混じる冷たい雨が降っていて暗く、目的のハイイロチュウヒとの出会いは期待できるような雰囲気ではありませんでした。

それでも、あの独特の色合いと姿の「ハイチュウのオス」の魅力は大きく、見つけたい一心で車の中から双眼鏡を使って四方に目を凝らしていました。水滴の付いた窓からは外が見にくく、そろそろあきらめの気持ちがわいてきた頃、遠い視野の中に鳥影が横切ったのでした。カラスに追われて超低空飛行でやって来たそれは、100メートルほど離れた田の畦に着陸して辺りを見回し初めました。
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回りにたくさんいたノスリのうちの一羽かと思ってよく見ると、どうも顔つきが違います。頭の小さなフクロウのような感じで顔盤状に見える顔。「もしや」と思って助手席に置いてあったカメラを手に取り、そっと車の外に出ました。三脚を用意している暇は無く、いつものように手持ちで撮影を始めました。
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シャッターを切り始めてすぐに飛び立った姿を見て、ハイイロチュウヒのメスの成鳥であると確信しました。その特徴である上尾筒の辺りが真っ白でよく目立ち、風切下面のタカ斑も美しく見えています。
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これで、オスとの出会いの期待は大きく高まり、午前中いっぱいと午後の1時間あまりを周辺の探索に費やしました。

広大な水田地帯の一角に残された古木の周辺には、ノスリ、キジバト、アカゲラ、カシラダカなどのほか、シメの群れ(約80羽)がいて木立と地面の間をせわしなく往復しており、賑やかでした。
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工事の車両が入っている場所の一角では、約200羽のマガンの姿もありました。
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灰青色の小型の猛禽が数羽のカラスを従え、車に向かって飛んできたときはドキッとしました。車の上空を飛び超えていく姿を確認したところ、それは若いハヤブサでした。ハイチュウのオスではありませんでしたが、思いがけない出現であり、うれしかったですね。近くの電柱に止まったあと再び飛び立って、またまたカラスにしつこく追われていました。あとで画像を見てわかったのですが、小鳥を捕らえて足に握っていたのです。捕獲したのはツグミのようでした。
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Canon EOS-1D MarkⅢ  EF500mm F4L IS + Extender ×1.4Ⅱ

ハイイロチュウヒのオスについては、1月24日と27日にそれぞれ別の場所で、同じ方が目撃しています(なんともウラヤマシイ・・・)。その他にも目撃した方があるようで、もしかすると県南地方には、ある程度の数が入っている(移動中の可能性もあり)のかもしれません。
by fieldnote | 2010-01-31 18:30 | ハイイロチュウヒ

オオワシ、サケを食う

今年は沿岸部の河川に遡上するサケが、いつもの年より多かったようです。岸に転がっているサケの姿も多く見かけました。この時期になると、河原に降りてサケを食うワシの姿を見かけることが多くなります。北の繁殖地に帰るまであと2ヶ月ほど。たくさん食べて体力をつけなければなりません。

夕方、いつも河口付近の松に陣取っているオオワシの成鳥が飛び立ちました。中州に降り立ったかと思うと狙っていたサケをワシづかみ。
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近くに行ったら、
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Canon EOS-1D MarkⅢ  EF500mm F4L IS + Extender ×1.4Ⅱ

睨まれてしまいました。
by fieldnote | 2010-01-24 23:38 | オオワシ

オットセイとオオワシと

沿岸の漁港にキタオットセイの子どもが姿を現し、地元の新聞やテレビに取り上げられ話題になっています。その場所は、私がいつもワシを観察するエリアに行く途中にあるので、ちょっと寄ってみました。

いつもお世話になっているSさんからも、事前に情報をいただいていたので迷わずに到着。午前中の早い時間にもかかわらず、現場にはすでに十数人の人たちがいて、オットセイを取り囲んでいました。小さくて愛らしいその姿は、動物好きの心優しい人たちにとってはたまらない魅力なのだと思います。
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Canon EOS-1D MarkⅢ  EF500mm F4L IS + Extender ×1.4Ⅱ

私は、その人垣の中に入っていく勇気が無く、遠くからそっと撮影して、その場を離れました。


ワシエリアに着くと、先日降った雪が冬らしい風景を見せていました。下流部のいつもの場所にはオオワシ幼鳥が一羽、とまっています。おそらく河原のサケを狙っているのでしょうが、トビやカラスに遠慮してか、じっと見つめているだけです。
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Canon EOS40D  EF500mm F4L IS + Extender ×1.4Ⅱ

このオオワシを午前中いっぱい観察してみました。結果、2回だけ飛び立って上流に行ったり下流に行ったりしましたが、その行動範囲は予想以上に狭いものでした。しかも、ほとんどの時間は同じ枝にとまったきり。できるだけエネルギーを消費しない行動パターンが、本能的に身についているのだと思います。
by fieldnote | 2010-01-18 00:00 | オットセイ

ペア復活? オジロワシ

午後3時過ぎに、沿岸部の「ワシ」エリアに寄ってみました。河口は引き潮で川の中州が大きく広がり、あちこちにサケが転がっていました。トビやカモメがつついていましたが、肝心のオオワシは姿を現しませんでした。

下流部に移動し、ねぐら周辺でオジロワシの姿を探しましたが、こちらも見えません。今日は空振りか・・・と少し暗い気持ちになりましたが、一カ所探していない場所があったのを思い出し、いつもは車で入る所ですが、今日は歩いて行って見ました。

もうすぐ川が見える辺りまで来たとき、すぐ先の背の高い草藪の向こうの中州から、いきなり飛び立ったのはオジロワシの成鳥。バサッバサッという羽音がよく聞こえました。薄暗い時間帯でもあり、まさか居るとは思わず双眼鏡だけの「丸腰」でやって来たので、もちろん撮影はできません。下の画像は過去のもの(2007年2月撮影)から、似たような場面を探し出して載せています。
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Canon EOS-1D MarkⅡN EF500mm F4LIS+ Extender×1.4Ⅱ

対岸の枝に止まったのを見ていたら、続いて同じ場所からもう一羽の成鳥が飛び立ちました。どうやら2羽でサケを食べていたようです。中州にはほとんど骨だけになったサケが転がっていました。

2羽は少し離れて止まっていましたが、やがて下流方向へ飛び去って行きました。一羽はハシワレ(メスの成鳥)に違いありません。もう一羽は以前一緒にいたオスなのか、新しい相手なのか、あるいは、たまたま一緒にいたものかはよくわかりません。今後、観察を続けることで見極めたいと思います。
by fieldnote | 2010-01-11 23:28 | オジロワシ

オジロワシ 無事に渡来

12月6日に、いつもは11月半ばにやってくるオジロワシのメスが来ないことを記事にしましたが、その後、現地で観察している仲間から「やってきている」との情報をもらいました。この年末年始にようやく現地に行くことができ、この目で確認してきました。

ねぐらに入ったオジロワシ
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Canon EOS-1D MarkⅢ  EF500mm F4L IS + Extender ×1.4Ⅱ ISO1000 30秒露光


お気に入りの枝でサケをねらう
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Canon EOS-1D MarkⅢ  EF500mm F4L IS + Extender ×1.4Ⅱ


ねぐらの画像は日没後の暗がりの中、長時間露光で撮影。どんなにがんばってもスコープや双眼鏡で判別できない時は、この方法を使います。2枚目は雨の中で撮影したためかちょっとぼんやりしています。渡来が遅れた原因は、秋から冬の初めにかけて暖かい日が続いたことによるのかもしれません。他の冬鳥たちも渡来が遅れたり少なかったりと例年とは違う様子が見られるようです。

このオジロワシの他、オオワシ成鳥もいつもの所で確認できました。そちらは後日、載せたいと思います。
by fieldnote | 2010-01-07 00:19 | オジロワシ

寅年なので・・・

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 Canon EOS-1D MarkⅢ EF500mm F4L IS

 今年もよろしくお願いいたします。
by fieldnote | 2010-01-02 23:33 | トラフズク