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さっぱり姿を見せないツキノワグマ。そこで、週末は気分を変えて、久しぶりに空に視線を移して猛禽探し。紅葉の山の中で半日、目を凝らしてみたものの収穫はゼロ。
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「今日はだめか」と思い始めた頃、ふと視線を感じて目をやると、子ギツネがじっとこちらを見ており、
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なぜかだんだんと近づいてきて、「ついておいで」と言ったような言わないような・・・
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トコトコと林道を歩きながら、座り込んでは首を掻いたり、草に首を突っ込んでイナゴを食べたりしている子ギツネのあとを追ううち、ふと頭をよぎった言葉は「キツネは人を化かす」。
「このままついて行っていいのだろうか」などと考えてるうちに距離があくと、「早くおいで」と言わんばかりに振り向いてはまた歩き出す。
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カーブの向こうに消えた姿を追って足を速めて歩いて行くと、右手の草むらで遊ぶ子ギツネを発見。カメラを構えたとたんに、これまでと違って、背中やしっぽをピンとさせた緊張感みなぎる姿勢のまま、遙か遠くの一点を凝視。
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  以上 Canon EOS-1D MarkⅢ EF70-200mm F2.8L IS


次の瞬間、全速力で走り出し、あっという間に雲隠れ。「おかしいな」と思って、ふと、空を見上げると、

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by fieldnote | 2010-10-24 23:13 | キツネ

ネットの効果は?

今日は疲れがたまっていたため、午前中はダラダラと過ごしていました。午後1時半過ぎにようやく出かける決断をし、ツキノワグマ、ホンシュウジカのフィールドを目指しました。この時間に出ても現地に着く頃は4時を過ぎてしまい、急速に暗くなってしまうので、観察できるのは30分ほどしかありません。でも、1週間、現地の様子を気にしながら過ごすよりマシです。

出かけるときは晴れていたのですが、五葉山周辺は雨雲がかかっており、湿気を含んだ風が吹いていました。夕方なので、オスジカのラッテイングコールが頻繁に聞こえてきます。シカたちは発情期のピークにさしかかっているのです。

最初に見つけた立派なツノを持つオスジカは近くの若いオスを威嚇していました。上唇をめくり上げ、「ゲェーーーー」という低い鳴き声を発しながら、頭を後ろにそらすような姿勢で近づいていきます。
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よく見るとツノには泥が付いています。さらによく見ると、ツノの根元に草のようなものが絡んでいます。興奮してヌタ場の泥をツノでかき回し、ついでに周囲の草を引っかけたのだと思っていました。
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  以上  Canon EOS-1D MarkⅢ  EF500mm F4L IS


でも、それは草ではありませんでした。帰ってから画像を拡大してみると、頭にくっつけていたのはシカ除けネットの一部だったのです。ツノがネットに絡んでしまい、必死になって暴れているうちにネットが切れて逃げてきたのだと思います。シカ除けネットは周辺の地域に延々と張り巡らされているのですが、隙間が開いていたり劣化して穴が開いている所も多く、あまり効果的ではないようです。一方で、このオスジカのようにネットに絡まってしまう例は多々あり、命を落とすシカもいます。
by fieldnote | 2010-10-17 23:26 | ホンシュウジカ

紅葉の栗駒山へ

三連休のうち2日間は、ツキノワグマのフィールドへ通いましたが空振りでした。


そして今日は栗駒山(須川岳)へ。雨と濃霧のため午前中は車の中で待機せざるを得ませんでしたが、午後には目的であった「剣岳」付近の岩壁と紅葉を撮影することができました。ここは、かつての噴火口付近とのことです。
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名残ヶ原付近より。ホシガラスの声が聞こえていました。
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ほんの一瞬だけ顔を見せた太陽。
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 以上 Canon EOS-1D MarkⅢ EF70-200mm F2.8L IS


ナナカマドなど赤い色がくすんでいたのが残念でしたが、黄色は思ったより鮮やかでした。昭和湖より下では、あと数日、紅葉を楽しめると思います。

なお、「須川岳」は岩手県の呼び方とのことだったので、「栗駒山」という表記をできるだけ避けていたのですが、やはり、もっともポピュラーな呼び方は「栗駒山」だという思いに至りました。それで、このブログでも栗駒山という呼び方を使うことにしました。
by fieldnote | 2010-10-11 23:20 | 栗駒山(須川岳)

ヒト棚

実りの秋、山の幸を求めて歩き回るのはツキノワグマだけではありません。多くの人間たちもやって来ます。その数はクマの数百倍。

たいていの人は、ヤマグリやキノコを自分たちで食べるくらい、少しだけ持ち帰っているようですが、中にはクマさん顔負けの、木登りの得意なとんでもない輩も出現します。


最近目立つのがこれ。
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ここは五葉山県立自然公園の一角で、植物の採取は禁じられています。それを知ってか知らぬか、絡みついたヤマブドウを狙って手当たり次第に木の幹や枝を切りまくり、大量の実を盗って行った跡です。

目立たない場所で見つけることが多いのですが、林道沿いで堂々と木を切り倒している所に遭遇したこともあります。共通しているスタイルは、「農機具メーカーのくたびれた帽子をかぶり、軽トラでやって来る年配者」ということでしょうか。

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最近は「道の駅」などに並べると、山の幸が高く売れるようです。全くの想像ですが、盗られたヤマブドウもそんな所に並んでいるのかもしれません。

こういった盗採が年々増えています。ヒトの欲望は際限がないですね。
by fieldnote | 2010-10-09 09:14 | 五葉山

ツキノワグマの痕跡

今日もツキノワグマの姿を求めて、五葉山域を巡ってきました。

昨年、コナラの木に盛大なクマ棚ができていた所に行ってみると、付近に、地面に転がっている枯れ木がボロボロに崩れている比較的新しい跡を見つけました。一緒に行ったツキノワグマの研究者Oさんが丹念に調べて、ツキノワグマの体毛を見つけてくれました。ここへ来て、枯れ木に潜むアリなどの昆虫を食べていった跡のようです。
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  Canon EOS40D   EF70-200mm F2.8L IS

ミズナラもコナラも近年に無いほどの豊作です。関東以西が凶作というのが信じられない感じです。が、なぜか、昨年はあちこちにあったナラの実の食痕やクマ棚が、今年は全く見つかりません。この辺りのクマたちは、今、何を食べているのでしょう。
by fieldnote | 2010-10-03 23:54 | ツキノワグマ

ツキノワグマ 昼寝中

9月26日に出会ったツキノワグマの親子です。動画も少しだけ撮りましたのでアップしてみました。昼寝の最中でも母グマは辺りに気を配っているため、時々体を動かします。

  Canon XL-H1  XL5.4-108mm L ISll

一般的に子連れのクマは危険と言われていますが、母グマの気に障るようなことをしなければ、彼らはいたっておとなしく平和を好む動物です。特に昼寝は大好きです。
by fieldnote | 2010-10-02 15:45 | ツキノワグマ