夏の思い出 ~ ペルセウス座流星群 ~
2016年 08月 28日
昨年に続き、今年の撮影も雲に阻まれ思ったようなものは撮れませんでしたが、それでもいくつかの明るい流れ星をとらえることができたので紹介したいと思います。
撮影は月が沈んで暗くなった夜半から始めました。この頃は空がすっきりと晴れていて流星をはっきりと見ることができました。これは南天を流れたもので色の変化もわかります。
夜も更けて、これからという時に急に雲がわいてきました。これはこの晩で1,2を争うほどの明るい火球です。画像ではわりとしっかり写っていますが、肉眼では雲の向こうがパッと明るくなったように見えただけでした。
上の火球が飛んだあと雲の切れ間から痕が確認できました。数分間、空に漂っていました。拡大しないとよく見えないと思います。
これは、カメラをポータブル赤道着に載せてペルセウス座の方向を追尾撮影したものです。輻射点から放射状に流星が飛ぶ様子がわかります。暗い流星が多いのでわかりにくいかもしれませんが7個写っています。
明け方近くなっても雲は取れずほぼ全天を覆ってしまいました。しかし、時折火球クラスの流星が流れる様子を雲を通して見ることができ、そのたびに思わず声を上げていました。
極大日を過ぎると流星の出現数は大幅に減りますが、予報では翌朝は晴れそうだったので、明け方の火球狙いで前日とは違う場所に出かけてみました。一時、全天が雲に覆われもしましたが、東の空は比較的晴れていて、薄明が始まる頃に姿を現したオリオン座とともに明るい流星をとらえることができました。
13日の撮影は山の中で行いました。星の撮影は山の中で行う場合が多いので、鳥や獣が動く気配を感じながらの撮影です。これには慣れているので落ち着いて撮影に集中することができます。14日は街からはかなり離れた郊外の公園付近で撮影したのですが、夜明け前の暗いうちから近くの駐車場に車が何台も出入りし、若い人たちの嬌声が響いていました。お盆の時期だったことも関係あるとは思いますが、この時間帯にこの場所がこのような賑わいになるとは想像もしていなかったので、気が散って仕方ありませんでした。
撮影地の選択は慎重に行うべきだと思いました。
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星の光を浴びながら思うこと
2016年 08月 07日